USE CASE / OUTDOOR PLANNING
庭やベランダで、物の影が届く範囲を見積もる
鉢植えや簡易スクリーンの置き場所を考えるとき、まず「指定した時刻に、直立した物体の影がどちらへどれほど伸びるか」を見ます。ここでは計算例を使って、候補位置を絞るところまでを説明します。
架空の条件で結果を読む
次の値は使い方を説明するための架空条件です。現地で日照を測った結果ではありません。
| 項目 | 入力・結果 |
|---|---|
| 日時・時差 | 2026年3月20日 12:00、UTC+09:00 |
| 場所 | 東京の例:北緯35.6895°、東経139.6917° |
| 物体 | 垂直な支柱、高さ2.0m |
| 計算値 | 太陽高度53.8°、太陽方位184.5°、影長1.5m、影方位4.5°(北寄り) |
この例から分かること指定時刻・座標のモデル上では、2mの支柱の影は約1.5m、真北から東へ約4.5°の向きです。物体から北へ約1.5mの範囲を、置き場所候補の見当づけに使えます。
シミュレーターで再現する
- 「日時(現地時刻)」に2026-03-20 12:00を入れ、「UTCからの時差」は+09:00にします。
- 緯度35.6895、経度139.6917、高さ2.0mを入力します。北緯・東経はプラスです。
- 「影を計算する」を押し、太陽高度・太陽方位・平面影長と、真北を上にした図を読みます。
- 同じ地点の時間変化を見る場合は「24時間を見る」で正時の表を確認します。別の季節も比べるときは日付だけを変えて再計算します。
この例を現行計算モジュールへ渡すと、高度53.765°、太陽方位184.487°、影長1.4656m、影方位4.487°でした。上の概要表では小数第1位に丸めています。ツール画面の影長は小数第2位まで表示されます。
置き場所を決めるときの制約
- 計算するのは水平な地面に立つ物体の幾何学的な影です。傾いた地面、壁や手すり、周囲の建物・樹木、地形、雲は入りません。
- 支柱やスクリーンに厚みがある場合、影の端は形状や太陽光の広がりでも変わります。ここでは高さを一点の値として扱います。
- 太陽高度が5°以下ではサイトは影長を表示しません。低い太陽で非常に長くなる値を、配置寸法のように読まないための制限です。
- 建築・日照・植栽の生育条件を保証するものではありません。実際の場所での確認や、必要な専門家の判断に置き換えてください。